幸福とはただ与えられるものと思うことなかれ
「幸」っていう漢字の成り立ちをご存知ですか??
初めて聞いた時ちょっとビックリしたので、こちらで紹介したいと思います。
「幸」と見ると、happyなイメージで捉えてました私。
恐らく多くの人がそう思っていたのではないでしょうか。
実は「幸」という文字、元は人が手錠をされている姿だったんです。
大昔、戦で命を落とすよりも権力者によって処刑される人が多かった頃、
本来であれば命をとられるはずが手錠ぐらいで済んだ。それくらいでよかったね。
そういう意味があるらしい。
要するに、「不幸に合わなくてよかったね」ということ。
そこから幸運や幸せに繋がっていくことになりました。
手錠・手枷と聞くと怖い印象はありますが、
「それで済んでよかったじゃん」ということは現代でも多い。
「幸」とはluckyであったり、棚ぼた的な意味合いなのです。
ではでは、「幸」とならぶ「福」の成り立ちはどんなのだろう。
「福」の部首は示偏。「ネ」ね。
こちらは台に乗った物を神様に捧げている形。
左側は、田んぼでとれたモノ・漁でとれたモノ等捧げものの形。
人が努力して得たモノを積み上げているのです。
「福」とは努力の結果であり、努力によって呼び込むことができるものです。
はてさて
意味合いが似ていると思っていたこの2つの文字。
受動的なモノと能動的なモノが合わさった単語でした。
与えよさらば与えられん
という言葉がありますが、順番でいうとまずは与えること。
出さないと入ってきませんから。
じゃあ何を与えればいいの?
これは長くなりそうなのでまた次回。
自分の力で得る幸福。
棚ぼたで得る幸福。
あわよくば、どちらも得たいと思う私なのでした。
0コメント